修行

writer：らす

私は基本的に音楽を聴くことが好きなのですが

レゲエはあまり好きではありません。

昔から得意ではありません。

でも不思議なことに、世の中には
「ヤーマン！レゲエ最高！レゲエがなきゃ生きていけないぜ！！」
という人もいます。

私は、音楽やアートなど
答えがハッキリしていないものに
「好き」「嫌い」はあっても
「いい」「悪い」はないと思っています。

だから私は好きではないけれど
「えーーーレゲエなんてださい」とか
レゲエを否定するようなことは、言いたくないし
好きと言っている人を否定する気もない。

しかもレゲエのことを深く知りもしないで
「レゲエ嫌い」とか思ってしまうのも、レゲエに失礼かな

と思って

一時期、修行の様にとにかくひたすらに、
レゲエを聴きまくりました。

ルーツレゲエ、ニュールーツレゲエ、ダンスホールレゲエ、レゲトン

レゲエとひとことで言っても、たくさんあった。
とにかく全部聴きまくった。
歴史も調べたりした。論文書けるんじゃ？てくらい調べた。

レゲエを好きになろうと努力してみた。

結果！

やはり好きにはなれなかった！

だからこそ、今は声を大にして言えます。

私はレゲエは好きではない！

でも、嫌いでもない。
好きな人を否定はしない。
趣味が合わないな、とは思うけど。

でもレゲエが好きな人にレゲエの良さを教わるのは、嫌いじゃなかったりする。

趣味が合う人と
「うんうん、あれいいよね！！」

と共感するのもいいけど

「へえ。レゲエを好きな人はそういう仕組みになっているのね」
と、感覚が番う人の話を聞くのも楽しい。
そういう仕組みを聞きながらレゲエを聴いたら、もしかしたら良く思えるかもしれない。
お菓子の箱の裏面の
説明書きを見ながら食べると、なんだかおいしく感じるように。

そんな感じの修行のようなことを過去にたくさんしてきた。

部屋着なんて興味ないのにとにかく部屋着を買って着てみたり
あえて嫌いなタイプの男性とお付き合いしてみたり
もつ鍋をひたすらに食べ続けてみたり…

自分が知らないものに対して

勝手なイメージでジャッジするのは

もったいないし、恥ずかしいことだと思う。

何が言いたかったかと言うと

だからみなさんも、是非

麻雀、してみてください。