五感と心
2013.6.17(MON) writer:Murata
上京して半年が過ぎ、水戸にいた頃の記憶がずいぶんと遠ざかりました。
この時期の水戸は緑が生い茂り、目に優しい季節となっていることでしょう。
最近、あることで悩んでおります。
大事なのは心であると分かっていても、視覚にとらわれてしまう自分がいること。
視覚・聴覚・触覚・味覚・嗅覚…。
人はこの五感を満たすことにより、幸福感を得ることができます。
しかし、この五感というものは同じ感覚が続くと飽きてしまいます。
これが慣れというものでしょうか。
五感は、常に新しい感覚を求めているような気がします。
しかしながら、それと同時に馴染みの感覚に安心感を得ます。
五感により喜びを得られるのに、五感にとらわれすぎると不自由な思いもする。
単純なものなのにとても深いのです。
五感は心に通じていて心に訴えかけます。
また、心の状況によって五感の感じ方も変化します。
五感を司るのが心なのでしょうか。
それとも、心を司るのが五感なのでしょうか。
そもそも、これらを切り離して考えること自体が誤りでしょうか。
五感=心 であるならば、視覚=心 とも考えることができます。
ならば、視覚にとらわれてしまうのも悪いことではないのでは…。
たとえ建前上、心が大事であるとは言え、視覚が満たされないから心が満たされないのであれば、
そもそもそのようなことは、ただの奇麗事だと思えてしまいます。
心 + 五感 = 幸福感
人生経験の浅い私には、まだまだ真理にたどり着くことは出来そうにありませんが、
これからの人生のテーマの一つとして考え続けていきたいと思います。