文章で恋に落ちること

2024.10.21 writer:らす

よく、初恋っていつ?みたいな話がありますが

私の記憶する自身の初恋は3回あって、

おそらく初めて特定の男の子を、他の男の子よりも好き!と認識した幼稚園の時。

2回目は、初めて「両想いになりたい!」と強く願った小学校5年生の時。

3回目は大学生の頃に伊坂幸太郎さんの小説を読んで「こんな人と結婚したい!!」と思った時、なのですが

おそらく一般的には幼稚園の初恋を初恋というのかな?

ただ、小説を読んで恋に落ちた伊坂幸太郎さんの時は

顔も年齢も知らないのに好きになるなんて、本当にこの人のことが好きなんだ!と驚いた出来事だったので、それもある意味初恋かなと笑

昔から本はたくさん読む方でしたが伊坂幸太郎さんに恋に落ちて、

それ以降彼のほとんどの作品を読んでいます。

毎回新作が出るたびに、嬉しい気持ちと、初恋の人と久々に再会するときのような「変わってしまっていたらどうしよう、ガッカリしたらどうしよう…」というような気持ちが混ざり合います。が、読み終えると、もう本当、そんなこと少しでも考えた私のばか!!!となるくらい

大満足で、心配なんていらなかったな、となります。

そりゃ確かにストーリーのテイストの違いはありますが、感性が伊坂さんなので

そんなに残念になるわけがないんですよね。

というくらい、伊坂さんの大ファンの私。

今回読んだ小説にも、「あああああ伊坂さんらしいなあ」というお気に入りのフレーズが登場したので、紹介させてください!

私の中で、伊坂さんのフレーズで一生心に残るだろうな(残っているな)というものがいくつかあるのですが、今回もそのひとつです。今後私は、横断歩道をよぼよぼと渡るおじいちゃんを見かけるたびに、このフレーズを思い出すだろうなあと思います。

文章を打つととんでもなく長いブログになってしまうので、写真で失礼します。

うーーーん、ここだけ切り取っても伝わるかわかりませんが、もう、ここが大好きで。

これはまだ会ったことがない男女が電話だけ何か月も続けていて、お互いを知っていく過程のひとコマなのですが、「そうそう。何か手を上げているのが間違っているみたいで」「だから俺も手を上げてみた」のセリフで、「彼は心が優しい人です」なんてどこにも書いていないのに、ああ、優しい人なんだなあ、と伝わる、この伊坂大先生の表現力……

「言葉よりも行動が大事」なんてよく言われているけれど

言葉って感性を表す手段で、言葉からその人の感じ方考え方がわかるので

私にとっては言葉ってものすごく大切なものです。

行動はもちろんもちろん大事なのですが、言葉が軽んじられるのはちょっと違うなと感じるのです。

文章で恋に落ちることってあるんですよ!笑

熱量がありすぎていつになく長文になってしまいました。

熱を放つべく、あえて添削しないので、言葉が大事とか言っている割に

乱文になっていそうだけど、そのまま投稿します。

会社のブログにこんなこと書くの?という感じだけど、まあいいか。

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